大日本印刷プロジェクト
期間:1996
用途:建築モデル
所在地:closed
規模:closed
構造:closed
用途地域:closed
許容建蔽率・容積率:closed
敷地面積:closed
写真:上田知正
October Ueda and Nakagawa Architects

Differential Powerplant & Transparent House--大日本印刷プロジェクト。ファッショナブルな理論に対する醜悪で美的な批判的プロジェクト。近代的な様相とその必然的帰結としての現代的様相を並置した建築的モデル。

Differential Powerplant(左の回転体部分)は差異によって力を生み出す機械であり、Transparent House(右のガラスの箱の部分)は観察者自身がその中に投影される透明な家である。 前者の羽根には太古からの時間が差異のカタログとして並べられる。様々な本物の石と人工的な石の表面を同面に納め、すべての部分で厚みを消去するため出角で見切られている。後者は二重のガラスキューブで、訪問者は反射によって箱の中に自らを見いだす。外側のガラス面には半透明のテクスチャーが反転文字を形どりながら浮かんでいる。 両者はしかしその根底的関係を示すように艶のある黒の台座で通 底している。

当初の案は500万という予算を大きく超過していたが、ギミックを取り除いただけでおおむねそのまま実施された。