Theories of Peter D. Eisenman
上田知正
Architectual Association school of Architecture,
Graduate School, History and Theory
AA大学院の学位論文の主論文。 アイゼンマンは先に述べたような数少ないイクスプリシットな理論を持つ建築家である。哲学が直接に建築に影響を与えるようになったのは、さほど昔のことではなく、60年代ぐらいからではないかと思う。ロウやその弟子であるヴェンチューリ、アイゼンマンはその典型的な例で、特にアイゼンマンは理論センシティブである。アイゼンマンは理論モデルを約10年ごとに入れ換えているが、しかしその入れ替えにも関わらず一貫して変わらないものがある。それがアイゼンマンの建築が建つ空間である。論文はクロノロジックにアイゼンマンの議論の展開を追い、その辺を描き出そうとしている。